熊「IE起動しなくなってもオレのせーじゃない」


IEにツールバーを登録する

今回は実際にIEのツールバーメニューに、前々回作成した「KumaBarBand」を、IEのレジストリに登録します。
登録すると、こんな感じでメニューに出るようになります。

キャプチャ

レジストリの操作が発生するので、バックアップとか自己責任とかお願いします。

熊「NoRemove書き忘れてUnRegistすればいいんだな」

いや、それだけなら他のツールバーもまとめて消すくらいかと・・・・


レジストリ登録

KumaBarBand.rgsの一番下に以下の内容を追記します。

HKLM
{
    NoRemove Software
    {
        NoRemove Microsoft
        {
            NoRemove 'Internet Explorer'
            {
                NoRemove Toolbar
                {
                    val '{XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX}' = b '00'
                }
            }
        }
    }
}

上記記述の意味は、レジストリの
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\Toolbar」
に指定したIDを登録しろ、みたいな感じです。

{XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX} の部分は、生成されたCLSIDです。
同ファイルの上の方で、CLSID = s '{XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX}'とか
書いてあると思うので、そこをコピってください。

こう書いておくと、IEは起動時に勝手にCLSIDをたどってDLLを見つけてくれて、
それをツールバーとして扱ってくれます。


ビルドしてIEを開く

上記内容を書き加えた上で、ビルドして、IEを開いてみてください。
ツールバー部分で右クリックすると、メニューにKumaBarBand classとか表示されると思います。

熊「おい、これ、選択しても何も起きねーぞ」

ツールバー側の実装はまだなので、メニューに出るだけです。
クリックしても、何の反応も起きません。


メニューに「クマ専用ツールバー」と出す

KumaBarBand classのままだとイマイチなので、
表示をクマ専用ツールバーに変えます。

ソースの変更箇所は、前と同じくKumaBarBand.rgsのHKCR→CLSIDの下辺りを触る記述

    NoRemove CLSID
    {
        ForceRemove {XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX} = s 'KumaBarBand Class'

上記の赤文字の部分を、クマ専用ツールバーにすれば、
IEのメニューに出る文字列も変わります。

キャプチャ

こんな感じです。

ちなみに私の環境での、修正後のKumaBarBand.rgsは以下です。

修正後、KumaBarBand.rgs

熊「けっこー、簡単だな」

まぁ、バーを登録するだけなら。
この後が覚えることが多くて割とタイヘンだけど。


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